夜に負けず踊るよ

3ヶ月で会社を辞めて人生が詰んだ気がするけど、不思議と清々しい気分です。
ネットでよく見るめちゃくちゃなブラック企業というわけではなかったと思うけど(麻痺してるだけ?)、労働環境や求められているレベルが、明らかにほかの企業に就職した同級生たちとは異なっていた。その同級生たちや家族を含め、周りの人たちにたくさん心配された3ヶ月だった。その心配を帳消しにできるぐらい頑張りたいっていう気持ちが私にあればよかったんだけど、ここで苦しい思いをしながら時間を浪費するぐらいなら違う環境に移りたいと思ってしまった。

社長は社員たちに陰でサイコパスって呼ばれているような人だけど、嫌われてるとかではなかったし、私も嫌いではなかった。めちゃくちゃな人ではあったけど。
社長と最後に握手をした時、社長の手がびっくりするぐらい暖かくて、思わず「手めっちゃあったかいですね」と言ってしまった。社長は「しのぶさんの手は冷たいね」と言った。
なんだかんだで一年以上前からお世話になってたこの人ともう会うことはないのかなと思うと、自分で決めたことなのになんだか変な気持ちだった。後悔はしていない。

前の記事でちらっと書いた大好きな同期の女の子がお手紙をくれた。その子も私と似たような思考の持ち主なので、近々転職を考えているという相談を以前から受けていたが、お手紙には「しのぶさんと会えたという点ではこの会社に入ってよかった」と書かれていた。私も同じ気持ちです。「職場の同期」という肩書きがなくなったので、これからは普通の友達になれたらいいな。


数日前にフレンズのツアーファイナルを観に行った。
ゲストはサンボマスターで、生で観るのは去年のレディクレぶりだった。偶然にも私のいる場所がモッシュの中心地みたいになっちゃって全身複雑骨折しかけたけど、開演前にお酒を一気飲みしたのも相まって最高の気分でした。もみくちゃになって楽しかった。

転換時間が長くて不安になったけど、その後のフレンズももちろん最高だった。機材トラブルがなくてよかった。
フレンズはわりと初期の頃から大好きなバンドなのですが、今もこんな風にリアルタイムで応援できるのがとても嬉しいです。一昨年の10月に観に行った9mmのライブでゲスト出演していて、そこで初めて存在を知ったんだけど、えみさんの歌声とパフォーマンスに一撃でやられた。好きが高じて、大学時代にサークルでフレンズのコピーバンドを数回組んだ。えみさんのパフォーマンスもかなりお手本にした。ボーカルとして、純粋に憧れの人です。
ライブの本編最後の曲がベッドサイドミュージックでめちゃくちゃに泣けてしまった。この曲があって、フレンズが結成されて本当によかった。来月発売のアルバムと秋のツアーも楽しみ。