髪でも切りにいこうぜ

前の記事で転職活動頑張らなきゃ~って書いた数日後に転職先が決まりました。新しい職場はきちんと定時で帰れるし、仕事内容も自分に向いているし、何よりも一緒に働く人たちがみんなすごく優しい。なんでそんな優しいんだ?ってぐらい優しい。少しでも早く役に立てるようになって恩返しがしたい……

そんなこんなで最近はとっても穏やかに暮らしています。


この夏は、

Hump Backのライブに行ったり、ゴースカでずっと聴きたかった曲が聴けて精神がめちゃくちゃになったり、台風クラブのライブでいなさんとお写真を撮ってもらったり、行くはずだったロックロック初日が中止になってしまったり……

後輩たちと海に行って最高になったり、大好きなフォロワーさんと魂の飲み会を開催したり、近所に住んでる猫3匹と仲良しになったり……


もちろん毎日いいことばかり起きているわけではないけれど、私は今の私の人生が愛しく思えるようになってきました。

やはり私を一番いい状態に持っていけるのはほかでもない私だけなのだ……私を自由にできるのも私を不幸にできるのも私だけなのだ……


いい夏を過ごしたなって心の底から思えます。

冬の冷たい空気を全力で吸って鼻の奥が痛くなるやつを早くやりたい。

 

海へ行こうじゃないか

平成最後の海の日が間違いなくサイコーだったので、忘れないために日記を書きます。めっちゃ長い。

 

まず「海の日のファンタスティック・ビアー」というイベントに行った。

家から近いライブハウスだったので、お昼からのライブだけどお昼前まで寝られる!ヤッター!と喜んでいたが、ここ最近なぜかライブ前日になるとまったく寝付けなくなる現象が起きており、案の定今回もそうだった。寝ているのか起きているのかよくわからない状態で何時間も過ごして、アラームが鳴ったのでとりあえず11時半に起きて、賞味期限切れの謎の食パンを食べて家を出た。

ライブのお目当はもちろん台風クラブなので、先日の物販で御三方に売ってもらった台風クラブTシャツを着た。ここ一週間の京都は暑いとかいうレベルではなく、完全にこちらを殺しにきているレベルの気温なので、駅からライブハウスまでの道のりで死ぬかと思ったが、ライブが楽しみすぎて足取りは軽かった。

ライブハウスの近くで黒ずくめのお洋服を着たかっこいいお兄さんとすれ違って、あの人バンドマンっぽいな〜暑くないのかな〜と思ってたら、ギリシャラブのボーカルの方だった(ライブが始まってから気づいた)。

その直後に、めっちゃ見たことある人が歩いてくる……と思ってよくよく見ると台風クラブのドラムの伊奈さんだった。思わず「あ!」とか言って立ち止まって、半ばパニックになりながら「こんにちは!今日楽しみにしてます!」と声をかけてしまった。伊奈さんは「……押忍!」と答えてくれた。押忍!のジェスチャー付きで。

好きなバンドのメンバーと一対一で会話ができる状況って本当に不思議だな……と思いながらライブハウスに入ったら、入り口近くの椅子に石塚さんと山本さんが普通に座っていらっしゃって五度見した。

ライブハウスはかなり小さめで、大学時代にサークルで定期ライブを行なっていた場所を思い出してウッとなった。周りを見るとお友達と来ている人や、おそらくTwitterの相互フォロワーなんだろうな〜っていう会話をしている人たちばかりで、完全に一人ぼっちの私はビールを飲むしかなく、開演前にかなりヘロヘロになったけどそれはそれで楽しかった。

そして、予想はしていたけど、寝不足と暑さと人混みで見事に気分が悪くなり、すばらしかのライブ中はずっと後ろの壁にもたれてしゃがんでいた(すみませんでした……)。しかし、台風クラブが出てきた瞬間に自分でも引くぐらい回復して、先日のライブと同じくほぼ最前列で見させてもらった。一曲一曲に夢中で、セトリが全然覚えられなくてつらい……たぶん私が知っている曲は一通りやってくれたと思う。春は昔を聴けて感無量だった。ちょっと泣いた。

特に印象的だったのは、夜行という曲の前の「夜の子どもたちの歌です」という石塚さんの曲紹介。「東京から駆けつけたすばらしかに、台風クラブの持ち曲で一番有名なのを捧げます」と言って演奏された遠足。飛・び・た・いのアウトロで石塚さんがコンセントに足を引っ掛けてしまい、ギターの音が出なくなったハプニング。アンコールが42号線だったのもよかった。曲名がわからない曲も何曲かあってめちゃくちゃ気になるので、有識者の方……何卒……

ライブが楽しくて、一瞬で終わってしまったことに対する喪失感がものすごくて、家に帰ってベッドに倒れ込んで何も考えずに眠った。19時頃に起きて、近所に住んでいる姉と少しだけ祇園祭に行って屋台でご飯を買うことにした。日が沈んでからもえげつない暑さだったので、欲しいものを買ったらさっさと引き上げて姉の家で涼むことにした。

そして、姉の家に向かう途中、祇園祭の人混みの中で再び伊奈さんと出会い、マジでめちゃくちゃに驚いた。

私は今度こそパニックになってしまいよく覚えていないが、台風クラブのTシャツをそのまま着ていたので、伊奈さんも気づいてくれたみたいだった。「今日すごいよかったです……」とだけは言えたと思う。記憶がない。伊奈さんは「そこの店で飲んでますので……」と教えてくれたが、もちろん覗きに行く勇気もなく、「え!あ!いえ!あの!失礼します!また!」とか言って本当に失礼してしまった。消えたい。プライベートの時間を邪魔したくない気持ちが強すぎて爆速で去ってしまったので、姉に「写真とかサインとか握手とかしてもらえばよかったのに〜」と言われて初めてほんとだ……と思った。また絶対ライブ行きます!好きです!(ここで言うとこ)

姉の家で半ば放心状態になりながら屋台で買ったものを食べて、スーファミのゲームなどをして、自分の家に帰って来て、ダラダラしながら今ブログを書いています。怒涛の一日だったけど、本当に楽しかった。

 

台風クラブは来月も再来月も京都でライブの予定があるらしく、この調子だとどちらも行ってしまうな……という感じだけど、今月末にはスピッツのゴースカもあるし、本腰入れて転職活動もしなきゃだし……でもライブに行って後悔することはまずないので、行ける時に行っとかなきゃ、と毎回思います。

現在進行形で活動してくれてる好きなバンド、本当にありがとう〜(海の日日記 完)

手遅れだってこと

ふと思い立って、夜中の12時半過ぎに散歩に行った。今私が住んでいる家は最寄駅からほんの3分のところにある。ここに住み始めて4ヶ月目だけど、家と駅の往復以外でこのあたりを歩いたことがなかったので、駅と反対方向の道や住宅街を1時間ほど適当に歩いた。
駅と反対方向に行くと、山がすぐ近くにあって、田んぼや小学校があって、住宅街は道が入り組んでいて、実家の周辺の道によく似ていた。夜であたりが真っ暗なのも相まって、一瞬自分がどこにいるのかわからなくなってちょっと怖かった。大通りに出て「三条通り」の看板を見るとホッとした。

住宅街は坂道が多かった。大学時代も今もずっと京都に住んでいるが、4年間を過ごした大学周辺の地域には坂道がまったくなかったので、京都で坂道を登っているとなんとなく変な感じがしてしまう。
地図アプリを見てみると、近くに公園があったので行ってみることにした。長くて緩やかな坂道を登ってたどり着いた公園は想像よりずっと狭かったが、フェンスの向こうに夜景が見えた。公園には小さなブランコがあったので、立ち漕ぎしながら夜景を見た。
この散歩中ずっと台風クラブのアルバムを聴いていて、ブランコに乗ったタイミングでまつりのあとが再生された。夏の夜に、京都の小さな公園で、ブランコを立ち漕ぎしながら聴く台風クラブ。あまりにも精神的に来るものがあって涙ぐんでしまった。しかもブランコに乗るのが久々すぎて止まり方がわからず、いつの間にか結構な高さとスピードになっていて、はたから見ると本当にやばい女だったと思う。しばらくじっとしていたら止まった。

気が済んだのでコンビニでスコールを買って帰った。1時間の散歩で猫を5匹見たのでそれもよかった。


見放題2018というイベントで初めて台風クラブのライブを見た。ほぼ最前列で石塚さんの目の前だったのでめちゃくちゃドキドキしたし、一番好きなついのすみかが一曲目で、頭が真っ白になった。CD音源の1.5倍速ぐらいの台風銀座も最高だった。
楽しかったけどものすごい速さで終わってしまって、数日経った今でも、私は本当に彼らのライブを見たのか……?という気持ちになっています。マジで台風みたいだった。

ライブ後に御三方に直接Tシャツを売ってもらったり握手してもらったりして、インディーズバンドの距離感やばいな〜また絶対ライブ行きたいな〜と思った次の瞬間には一週間後のライブのチケットを予約していた。基本的に何に対してもやる気がないのに、好きなバンドに対する行動力だけはあるな。好きなバンドが増えると楽しいね。

夜に負けず踊るよ

3ヶ月で会社を辞めて人生が詰んだ気がするけど、不思議と清々しい気分です。
ネットでよく見るめちゃくちゃなブラック企業というわけではなかったと思うけど(麻痺してるだけ?)、労働環境や求められているレベルが、明らかにほかの企業に就職した同級生たちとは異なっていた。その同級生たちや家族を含め、周りの人たちにたくさん心配された3ヶ月だった。その心配を帳消しにできるぐらい頑張りたいっていう気持ちが私にあればよかったんだけど、ここで苦しい思いをしながら時間を浪費するぐらいなら違う環境に移りたいと思ってしまった。

社長は社員たちに陰でサイコパスって呼ばれているような人だけど、嫌われてるとかではなかったし、私も嫌いではなかった。めちゃくちゃな人ではあったけど。
社長と最後に握手をした時、社長の手がびっくりするぐらい暖かくて、思わず「手めっちゃあったかいですね」と言ってしまった。社長は「しのぶさんの手は冷たいね」と言った。
なんだかんだで一年以上前からお世話になってたこの人ともう会うことはないのかなと思うと、自分で決めたことなのになんだか変な気持ちだった。後悔はしていない。

前の記事でちらっと書いた大好きな同期の女の子がお手紙をくれた。その子も私と似たような思考の持ち主なので、近々転職を考えているという相談を以前から受けていたが、お手紙には「しのぶさんと会えたという点ではこの会社に入ってよかった」と書かれていた。私も同じ気持ちです。「職場の同期」という肩書きがなくなったので、これからは普通の友達になれたらいいな。


数日前にフレンズのツアーファイナルを観に行った。
ゲストはサンボマスターで、生で観るのは去年のレディクレぶりだった。偶然にも私のいる場所がモッシュの中心地みたいになっちゃって全身複雑骨折しかけたけど、開演前にお酒を一気飲みしたのも相まって最高の気分でした。もみくちゃになって楽しかった。

転換時間が長くて不安になったけど、その後のフレンズももちろん最高だった。機材トラブルがなくてよかった。
フレンズはわりと初期の頃から大好きなバンドなのですが、今もこんな風にリアルタイムで応援できるのがとても嬉しいです。一昨年の10月に観に行った9mmのライブでゲスト出演していて、そこで初めて存在を知ったんだけど、えみさんの歌声とパフォーマンスに一撃でやられた。好きが高じて、大学時代にサークルでフレンズのコピーバンドを数回組んだ。えみさんのパフォーマンスもかなりお手本にした。ボーカルとして、純粋に憧れの人です。
ライブの本編最後の曲がベッドサイドミュージックでめちゃくちゃに泣けてしまった。この曲があって、フレンズが結成されて本当によかった。来月発売のアルバムと秋のツアーも楽しみ。


ミスドがいいね

地震の影響でろくに眠れない日々が続いている。ずっと揺れている気がするし、こうしている次の瞬間にも死ぬんじゃないかと思うと気が気ではなかった。
職場が震源地とそう離れていないところにあり、電車もまったく動いていなかったので、地震の当日は休みになったが、翌日出勤するのが本当に嫌だった。一刻も早く職場から離れたくて、その日は定時になった瞬間光の速さで同期の女の子と退勤した。

私はこの同期の女の子のことがかなり好きで、職場なんかじゃなく普通に学校で出会って、普通に友達になりたかった。休みの日まで職場の人間に会いたくないよな……と思うと、なかなか遊びにも誘えない。「職場の同期」という肩書きが邪魔。
同期の女の子を見ていると、この子は常に人に気を遣いながら生きているのかな〜と思う。なんとなくだけど。あまり自分の意見を言わない子で、そこは私に似ている。私はその子ほど真面目でも優しくもないけど……

少し苦手意識がある直属の上司は、声が大きくて自信に満ち溢れていて、いつだって正しくて、すべてにおいて成功している。自分の中の正しさを否定されている、自分の正しくなさを突きつけられているような気分になるので、正しすぎる人はどうも少し苦手みたいです。もちろん正しくないことは正しくないと認めないといけないけど、自分でもよくわからない。別に人格を否定されているわけではないのに。


ミスドがとても好きなので、社会人になってから週2ペースで通っている。今日は禁煙席が混んでいたので、喫煙席の端っこに座った。喫煙席は一人で来ている人ばかりで、そこにいる人みんながみんなに無関心なのがよかった。端っこで縮こまってスピッツを聴きながらドーナツを食べている時の気持ちは、夜行バスでスピッツを聴いている時のそれと似ている気がした。それはそうと、「夢のドーナツグランプリ」の4種類、全部おいしい。

タイトルは岡野大嗣さんの
スタバよりミスドがいいねぼそぼそと暗くないこと話したいとき
という短歌から。おかわり自由の飲み物やドリンクバーがメニューにあると、しばらくの間だけはそこにいることを許されているようで、長居するつもりがなくてもつい注文してしまう。